ラッキーセブン
★STORY★
★第6話★
「最初で最悪の案件」
ラッキー探偵社に無言電話がかかってきた。それを取った時多駿太郎(松本潤)は、気配から、かけてきたのは男だろうと言った。その後、探偵社には、注文していないのに寿司やうどん、ピザなどのデリバリーが続々と届く。
そんな折、駿太郎に、早退していた水野飛鳥(仲里依紗)から電話が入る。大至急だと呼び出された場所はテレビ局だった。そこでは「私立探偵真壁☆リュウ」のイベントが行われていて、真壁の大ファンの息子・翔太(後藤奏佑人)とともに孝次郎(小山慶一郎)も来場していた。そこへ現れた飛鳥は、駿太郎の腕を取り数組のカップルがいる待機場所へとやって来る。駿太郎と夫婦に扮してクイズ番組に出場するのだという。
同じ頃、機材庫のなかにいた筑紫昌義(角野卓造)は、鍵を機材庫の外に誤って落として閉じ込められてしまう。しかも、探偵社に誰もいないため、狭い倉庫のなかで四苦八苦していた。
駿太郎は、テレビ局の廊下で真壁役を演じる祐希守(谷原章介)を見つけ声をかける。自分が探偵だと話した駿太郎に、祐希は自分を脅迫している相手を見つけ出してほしいと頼む。脅迫状には、シリーズ第7弾となる「真壁☆リュウ」を降板しなければ、祐希の恥ずかしい写真をばらまくと書かれていた。
飛鳥は、戻って来ない駿太郎にしびれを切らし、旭淳平(大泉洋)を呼び出そうと電話をかけた。しかし淳平は、早く探偵社に戻ったほうがいい予感がすると言って断る。
脅迫におびえイベントに出たくないと駄々をこねる祐希を駿太郎が説得していると、窓の外にビラが落ちていくのが見えた。駿太郎は屋上に駆け上り、ビラをまいていた男(ガリガリガリクソン)を取り押さえる。男は祐希のファンで、握手を断られた腹いせでビラをまいたという。ビラには、祐希が坊主頭だった高校時代の写真が載せられていた。その後、祐希がイベントに参加すると聞いた駿太郎は、飛鳥のもとへ。しかし、番組は終了した後だった。
一方、筑紫はまだ機材庫のなかにいたが、そこへピザのデリバリーを装い男が入ってきた。男は、浮気調査中の対象者・小林タモツ(飯田基祐)だった。小林は、妻に渡される予定の調査報告書を抹消すべく探偵社に侵入。探偵のいない時間を狙うため、無言電話をかけたり、デリバリーを注文し事前に調査をして侵入したのだ。小林は、探偵社中をひっくり返して報告書を探すが、見つけられない。それは、機材庫の筑紫の傍に落ちていた。いら立った小林は、持ってきた灯油を書類にかけるとライターで火を放とうとした。すると、探偵社の電話が鳴った。探偵からの定時連絡なので出ないと怪しまれると言う筑紫に、小林は電話機を機材庫まで持ってきた。筑紫が出ると相手は駿太郎だった。小林には通常の会話に思えたが、異常を察知した駿太郎は走って探偵社を目指した。
そして、再び小林が火を放とうとしたとき、駿太郎が飛び込んできた。筑紫から事情を聞いた駿太郎は小林と攻防を重ね、結果、見事な回し蹴りで小林を倒す。ところが火の付いたままのライターは駿太郎から遠いところへ飛んでいった。すると、そこへ駆け込んできた淳平がそれをキャッチ、その後、駿太郎にパスし、駿太郎が火を消した。
事件が落着した後、筑紫は13年前にタイムスリップしたようだった、と駿太郎や探偵社に戻った飛鳥、茅野メイ(入来茉里)らに話した。それは、藤崎瞳子(松嶋菜々子)が「最悪の案件」と言った、押し入ってきた調査対象者に筑紫が腹を刺された最初の案件だった。あれから13年が経ち2000件目の案件となった今回も、同じような押し入り事件が起こった。しかし、今回は、ケガ人や火事を出さなかったため、犯罪者を出さずに済んだ、と筑紫は話した。
その後、再び笑顔と賑わいが戻った探偵社で駿太郎は、仲間たちとじゃれ合い…。
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