ラッキーセブン
★SPECIAL★
佐藤信介監督
スペシャルインタビュー<後編>
★役者のみなさんが「現場が楽しい」とおっしゃるのも印象的です。特に、松本さん、瑛太さんはアクションシーンを楽しんでいるご様子です。
おふたりのアクションに対する熱の入れようはすごいです。練習中も、こちらがもう終わろうと言うのに、「もう一回、最初からやらせてください」なんて言うこともありました。過密なスケジュールの中での練習なので、結構深い時間になったり。こちらが「もう帰ろうよ」と言いたくなるくらいでした(笑)。普通のお芝居は深く考え込むよりパッと演じてしまったほうがいいこともあるんですけど、アクションに関しては練習を繰り返して体に覚え込ませることが重要だったりするんです。おふたりもアクション監督の下村さんに「覚えたい」と盛んに言われていて、僕も嬉しかったですね。
★今後、ほかのキャラクターにもアクションシーンが出てくる予定はありますか。
それぞれのキャラクターにあったアクション的な要素は出てくると思います。出し惜しみではないですけど、何でもかんでもやればいいという訳ではなく、いい案配で出していきたいですね。やはり、探偵社の7人のキャラの面白さみたいなものを育てていきたいですね。7人は個性もバラバラで、デキる部分もあるけど、残念な部分もある。そんな彼らが集まって、ひとりでも欠けたら寂しいと思わせるようなチーム感を今後さらに出せたらいいと思っています。
★それから、役者のみなさんが「現場で台本がどんどん進化する」ということもおっしゃっていました。
僕らスタッフは、「こういう方向で描きたい」という計画と想い、そして役者さんの印象を基に台本やキャラクターを作っています。でも、実際に演じていただくなかで、僕のほうにも、例えば「この人、意外とサバサバした人なんだ!」というような、新たな発見もあるし、役者さんも自分が演じるキャラクターに関するアイデアが浮かんでくるわけです。僕は、そこを活かしていったほうが面白いと感じているので、現場でセリフを増やしたり、変えたりすることはよくしますね。
★ちなみに、松本さんに意外だった面はありますか。
松本さんは、何でもスマートにサラッとこなしているように見えて、実はその裏で熱く取り組んでいる人なんですね。真摯で非常に熱く真剣な面を見て、余計に好きになりました。駿太郎も、チャラチャラしているように見えて、こだわるところはものすごくこだわる人なので、そのあたりの気質は活かされている感じがします。僕は、役に、それを演じる役者さんらしい部分を残せたらいいと思っていて、それがだんだんできてきているような気がしています。そうやって、最初にイメージで作ったキャラクターに、色んなシーンを演じてもらいながら、さらに人間味が加えられるというのは、連ドラならではのことかもしれません。回を追うごとに、「このキャラクターのこんなシーンとか、見たいよなぁ」などと話しながら、さらにシーンを作って行く。プロデューサーに「連ドラは、育っていくのが醍醐味だから」と言われ、最初はよくわからなかったのですが、今は「なるほど、これか」と実感しています。大変なスケジュールのなか、キャストやスタッフの皆さんも柔軟に対応してくださっているので、僕自身も撮影を楽しむことができています。
★視聴者のみなさまへメッセージをお願いできますか。
日常の雑多なことを忘れて楽しく見られる明るいドラマを作りたい、という想いで日々撮影に臨んでいます。、楽しくて、元気がでるような展開にしていきたいと思っていますので、今後も探偵社7人の活躍を、毎週、頭を空っぽにして見てください!
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