ラッキーセブン
INTERVIEW

時多百合子役 岡江久美子さん
駿太郎(松本潤)と孝次郎(小山慶一郎)の母親・百合子を演じるうえで、どんなことを心がけていますか?
百合子さんは、20年以上前にだんなさんを亡くしてから、女手ひとつで息子たちを育てあげたんですよね。シングルマザーで苦労も多いはずなのに、その大変さが表に出ていないし、息子たちにすべてを捧げて生きてきましたっていう感じもしない。自分の人生は人生でしっかり歩いてきたっていう、芯のある現代女性らしい人なので、私もそこを意識しながら演じています。実生活では娘(女優の大和田美帆さん)がひとりですけど、彼女は男の子ふたりの母親ということで、サバサバした感じの人なのかなって思っています。

息子たちとも、何でも言い合える友だちみたいな関係で素敵ですね。
そうですね。それでいて、「人が守れるのは、半径3mなんだって」とか、さりげなくヒントを与えてあげるっていうのもいいですね。

駿太郎と茶の間でくつろいでいるシーンは、見ていてほっこりした気分になります。
あの茶の間には、北品川の下町の感じがよく出ていますよね。探偵社に比べて出番が少ないのが残念なんですけど(笑)、私もあそこにいるとほっこりした感じになります。なんといっても、今回は松本くん、小山くんというイケメンふたりとご一緒できているのが嬉しいことです。

おふたりとはいかがですか?
おふたりともとにかく礼儀正しいし、お忙しいのにセリフもしっかり覚えているし、本当にしっかりされていますね。茶の間のシーンでは、「ここ、こんなふうにやってみる?」とか、いろいろ話しながらやらせてもらえるのも楽しいです。松本くんは娘と同い年なので、実際、親子みたいな感覚です。まあ、恋人役じゃなくて親子っていうのが残念なんですけど…(笑)。小山くんもやさしくて素敵な方ですね。真面目な孝次郎の役がピッタリだと思います。

駿太郎、孝次郎のことで岡江さんが気になることはありますか?
フリーターだった駿太郎が、探偵という職業を見つけ楽しそうに仕事をしているのは、百合子さんにとっても嬉しいことでしょうね。探偵として働く駿太郎を百合子さんは見ていませんが、私は毎回オンエアで確認しているので(笑)、成長しているのも知っています。今後もっと活躍してほしいと思います。孝次郎はもともとしっかりしているしエリートなので、百合子さんも心配ないとは思いますが、私が気になるのは奥さんのことですね。小山くんとも、「だんなさんの実家に子どもを預けっぱなしっていうのがミステリアスよね」なんて話すんですけど、奥さん出てくるのかしら、気になりますね。

『ラッキーセブン』という作品はどんなふうにご覧になっていますか?
実は、私は恋愛ものがあまり得意じゃないので(笑)、こういうちょっとコミカルな探偵ものというのがいいですね。しかも、基本は1話完結でテンポ感もいいので見ていても楽しいです。今後は、瞳子さん(松嶋菜々子)のお父さんの話がフィーチャーされるんでしょうけど、それも1話から気になっていたことなので、どんな事件が隠されているのか気になっています。あとは、探偵社のシーンが楽しそうなのが、見ていてちょっとうらやましいです。「私もあそこに参加したい」っていつも思いますから(笑)。でも私は松本くん、小山くんとご一緒できているのでそれで満足です。

視聴者の方に向け、今後の見どころなどを教えていただけますか?
時多家、特に百合子さんのことで言うと、毎回、違う割ぽう着を着ていますので、そこは見ていただきたいですね。あれは、私も気に入った生地を持ち込んだりして、オリジナルで作っていただいているものなんです。何枚持っているんだろう、っていうくらい毎回替えていますし、結構、カラフルでかわいいですから(笑)。あとは、時多家は家電がスゴいんです。一度登場した掃除機も最新のものでしたし、私が悩んで買ったジューサーがすでに置かれていましたから。登場することはないかもしれませんけど、そんなところにも注目していただけたら嬉しいです(笑)。


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