ラッキーセブン
★INTERVIEW★
時多孝次郎役 小山慶一郎さん
★孝次郎は、兄の駿太郎(松本潤)とは対照的なキャラクターですが、演じるうえでどんなことを心がけていますか?
孝次郎は、駿太郎のサイドストーリー的な部分に出てくるキャラクターなので、なるべく「俺、出てますよ!」という感じを出さないように(笑)、自然に駿太郎の物語のなかに存在していたいと思っています。セリフはちゃんと入れつつ、例えば潤くんがアドリブでセリフを言っても、それに応じて返せるくらいフラットな状態でいるといいますか…。技術はないですけど、気持ち的にはそんなつもりでやっています。
★松本さんの弟役で出演、と聞いたときにはどんなことを思いましたか?
「俺、顔薄いけど大丈夫かな?」って(笑)。そこから始まって「共演させてもらうのは初めてだし、実はあまり話したこともないよな…」と気づきました。潤くんとはひとつ違いですけど、まず事務所歴が違うし、僕は嵐をテレビで見ていましたから。自分がドラマや出演作を見てきている、そんな人と共演できるのが嬉しかったですね。
★実際に共演した松本さんの印象は?
言葉数は多くないけど、その分行動で示すというか、やるべきことをきちんとやる人だなって。潤くんは、事務所の先輩のなかでも"体育会系"で挨拶や礼儀を大事にする人というイメージがありました。ご一緒してみても、そういう部分が潤くんを作っているんだと感じています。月9の主役を務めるというのはスゴいことですし、見習うことが多いですね。でも、めちゃめちゃ緊張しますよ。お芝居のときなら目を見てセリフを言えますが、カットがかかった瞬間に、「ああ、潤くんだ」ってなりますから(笑)。
★ドラマ出演はお久しぶりだと思いますが、現場の雰囲気はいかがですか?
潤くんを筆頭にスタッフ、キャストのみなさんがひとつのところに向かっている感じがして気持ちがいいです。あの雰囲気を潤くんが軸となって作っているのかと思うと、本当にスゴいことだと感じます。僕は、毎日現場に入っているわけではないので、ホームとはいえ若干緊張もしますが(笑)、お芝居をするのはすごく好きだから、これが毎日だったら楽しいだろうなって思いますね。
★孝次郎は、翔太(後藤奏佑人)という息子がいる父親でもありますね。しっかりした印象が小山さんとも重なります。
彼は、外資系に勤めるサラリーマンだと聞きました。人生設計をちゃんと描いて生きてきたような人だから、自由過ぎる兄貴を心配していたんでしょうね。でも一方で、兄貴の破天荒な人生をうらやましくも思っているのかなって。そんな兄弟は対比のバランスで見えたほうがいいだろうから、孝次郎は常に軸が通っているようにしようとも意識しています。駿太郎は、大きく揺れたりずらしていくことがあるでしょうから、僕はぶれないようにって。今回の衣装はスーツが多いので、そこにも助けられています。
★左手には結婚指輪も光っています。奥さんの存在についても気になるところですね。
当初、奥さんは孝次郎よりも長い時間働いているので、翔太を実家に預けたり迎えに行くのは孝次郎の仕事だと聞きました。でも、今はどうなっているのでしょうか…(笑)。今後、出て来てくれるのかな、奥さん。結婚している役もパパ役も初めてなので、この指輪をはめる瞬間「なんか、いいな」って思うんです。僕は、父親になりたい願望が強くて、以前は「27歳でパパになる」と思っていました。その年齢になってしまった今、理想は33歳、現実的に考えて35歳くらいかなって(笑)。
★奥さんの登場も含めて、今後の展開にご希望はありますか?
孝次郎と奥さんの間に謎や問題があったり、何か抱えているものがあったらいいなって思います。そこを「あいつら大丈夫なのか?」って兄貴に探偵の目で心配してもらえたら嬉しいですね(笑)。そんなことを密かに思ってはいますが、僕としてはいただいた役柄を一生懸命にやるだけです。
★最後にドラマを応援してくださるみなさまにメッセージをお願いできますか?
このドラマは、映像がカッコいいしテンポもいいので、ついつい引き込まれてしまう魅力があると思います。探偵のみなさんが作りだす探偵社の空気感も楽しげで、見ていて僕もあそこに参加したくなります。今後、そんな探偵社のストーリーに、時多家として何かの形で参加できたらいいですね。駿太郎と孝次郎という兄弟役を同じ事務所の先輩、後輩が演じるという面白さに加え、お母さん(岡江久美子)と僕ら息子たちの関係、孝次郎と翔太の関係がいい感じで描かれていって、みなさんにもほっこりしてもらえたら嬉しいです。
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