ラッキーセブン
★INTERVIEW★
筑紫昌義役 角野卓造さん
★ここまで筑紫役を演じてこられていかがですか?
今まで割と大人の役者さんが多い作品をやってきましたが、今回は、私ひとりがずい分年上でして…(笑)。11年前に『HERO』(フジテレビ)をやったときも、私は地検支部の部長という立場で最年長でしたが、実際はその上に児玉清さん演じる次席検事がいらしたので、またちょっと違いました。でも、今回は頭抜けて最年長ですので、年取ったなぁ、と実感しています。だんだん、そういう役回りになってきたってことですけど、若干ショックでもありますね(笑)。
★演じる上で心がけていらっしゃることはありますか?
みなさんの年齢なりの弾みと演じるキャラクターの面白さで、現場にいいリズムがありますが、私はあえてそこに乗らないようにしています。拍子を打つにしても、私はちょっとずらして打ったほうがいいだろうと。ついつい一緒になって遊びたくなるのですが(笑)、そこを我慢して自分のポジションを守ることが役割だろうと思っています。
★筑紫は元警察官ですが、演じられるうえで意識はされますか?
筑紫は、13年前に瞳子さん(松嶋菜々子)と一緒に事務所を起こしたということになっています。警察を辞めて少なくともそれ以上は経っているわけですから、警官だった匂いもどこかに少し残る程度なんじゃないかと。それに、探偵という職業上、前職を察知されないようにそういう匂いは払拭しようとしているでしょうから、私も意識する必要はないかと思っています。劇中でそういう設定が出てきたときに、「あの人そうなの?」と思われるくらいのほうがいいだろうと感じています。
★筑紫は、現在までのところ事務所での業務が中心です。今後、探偵として捜査することもありそうですか?
変装して潜入捜査に出るとかってことがあるかもしれませんし、やれと言われればやらせていただきます(笑)。ただ、筑紫は総務や経理を請け負い接客もするという立場の人間ですから、自分が率先して出ていくよりも、みんなを管理したり見守っていないといけないんだろうと思っています。
★瞳子(松嶋菜々子)の父親が関係するとされる事件についても知っていそうです。
どうなんでしょうか。4話、5話で不可解な事件が起こり、うちの探偵事務所が窮地に陥る状況になりますが、今の流れから言うと警察内部で何かがあったようですね。そこに瞳子さんのお父さんが関係していたのかもしれないとは考えられますが、その裏で動いている実体について筑紫が把握しているわけではないと思います。
★松本潤さん、瑛太さんといった探偵役のみなさんとはいかがですか?
何て言うんでしょう、みなさんそれなりのキャリアとスター性を備えた「生え抜きだな」と感じています。それにみなさん、プロと言うか大人ですね。周囲に対する気遣いもできますし。
★筑紫とは一番古い関係となる、瞳子役の松嶋さんはいかがですか?
以前、他局のドラマでワンシーンだけご一緒したことがありました。10年くらい前のことですが、久しぶりにお会いしてさらに大人の女性になられたと思いました。なおかつ妖艶でミステリアスな感じもあるんですから、素敵ですね。
★角野さんご自身が現場で楽しんでいらっしゃること、醍醐味と感じていらっしゃることはありますか?
ドラマでも舞台でも、物を作るときの一番の楽しさというのは、現場のみんなの力がひとつになったと感じられたときです。そうなったときに達成感や喜びを感じるもので、この現場でもそれは同じですね。
★最後になりますが、視聴者のみなさまへメッセージをいただけますか?
今後、この『ラッキーセブン』がどう展開していくのか私にも予想できませんが、事件や謎の部分とともに、アクションの部分も楽しみにしていただけたらと思います。私も、1話のアクションシーンを見て「テレビでここまでやるんだ」と感動し、またああいうシーンが見たいと期待しております。私はアクションには参加しませんが(笑)、別のところでしっかりと支えようと思っておりますので、引き続き楽しみにご覧いただけましたらありがたいです。
▲もどる
□ラッキーセブン TOP
(C)フジテレビジョン