ラッキーセブン
★INTERVIEW★
新田 輝役 瑛太さん
★『ラッキーセブン』の企画を聞いて、どんなことを思いましたか?
松本潤さん主演、佐藤信介監督の演出で、探偵たちのアクションドラマを作るというのがすごく面白そうだと思いました。最初の段階で、僕が演じる新田に関する設定が箇条書きになっているのを見ても、細かいところが決まっている反面、余白もたくさんありましたし、僕としても今までにないキャラクターを作っていけるんじゃないかって。アクションをしっかり見せるというのを底辺にしたうえで、監督やプロデューサーと話しながら前進していけるチームだと手応えを感じました。
★新田役を演じるうえで心がけていることは?
設定では、クール、冷静沈着とかってありますけど、そこだけを拠りどころにはしたくないと思っています。設定にない要素を、1話でいくつか見せられたらいいなと考えていて、そこは未知ですが挑戦していきたいです。新田は、新米の駿太郎(松本)はもちろん、淳平(大泉洋)や飛鳥(仲里依紗)以上に探偵としての素質があって、探偵という職業を楽しんでいる部分があるんです。探偵業を真剣だけど楽しんでいて、駿太郎のことは手玉に取る、というようなところがちょっと出せたらいいなって思っています。
★そんな新田は、最初から駿太郎とぶつかりますね。
駿太郎は、すごくストレートな人なんです。初めて探偵というものに接して、自分もそれを職業にしていくってことで熱くなっているからか、新田にも真っ直ぐにぶつかってくる。新田がそれをドンと受け止めるのか、かわすのか、あるいは受けたうえで遊んでいくのか…、ふたりのやりとりだけでも無限の要素があるなと感じました。
★駿太郎VS新田もありますが、体でぶつかり合うアクションシーンが多いですね。
普段の生活のなかで、人と殴り合ったり、体をぶつけ合うなんてことはほとんどないですよね。でも、駿太郎や新田たちは、肉体を使った動きで感情を表現することがあって。僕としても、このドラマのなかでは、自分でいることを忘れたり無くしたりするほど、新田として彼のペースで生きていけたらいいなと思っています。アクションの練習は、少しずつ積み重ねています。このドラマの撮影に入る前に、松本さんの舞台を拝見したんですが、ボクシングのシーンやアクションシーンでの体の動きが、キレがあってとてもきれいでした。今回、そんな松本さんと僕が対面しどんなふうにぶつかるのか、楽しみにしています。
★松本さんの印象はいかがですか?
以前、『きみはペット』(TBS系)というドラマで共演させてもらったんですが…あまりに昔のことではっきりとした記憶はないんです(笑)。でも、松本さんが僕の胸倉を掴むシーンで、本気で来てくれて、力強いなと思った記憶があって。すごく彼のエネルギーが感じられましたから。今回も、ぶつかったり逃げたりしながらできたらいいなって思っています。ほかにも、お芝居も魅力的な役者さん方とご一緒させていただきますが、あのメンバーがひとつの事務所にいるとなったときに、どんな画になるんだろうって今から楽しみです。全員が違う色を持っているといいますか、個性豊かな方ばかりですので、そこは視聴者の方にも楽しんでもらえたらいいなって思います。
★駿太郎、新田、淳平という男性トリオの掛け合いも見どころになりそうです。
テンポやテンションを似たものにする、呼吸を合わせるってことは必要ですが、それだけではない、ちょっとしたスパイスみたいなものが入ってくることでよりよくなると思っています。あまり枠にとらわれず、新しいことにチャレンジできたらいいですね。
★ちなみに、探偵と聞いて瑛太さんがイメージするのは?
どこか渋めの一匹狼で、拳銃さばきもうまく、頭も運動神経もよくて危ういところまで踏み込んでいく、そして自宅の近くに仲のいい女性が住んでいる…って、少し前に見た『ロング・グッドバイ』という映画に出てくる探偵のイメージなんですけど(笑)。そういうわりとハードボイルドっぽい探偵がイメージかな。今回は、そういう探偵ものの要素にプラスして、今日本にいる探偵たちの動きみたいなものも取り入れていると思います。探偵の日常をちょっと覗き見る感じも楽しんでもらえるんじゃないでしょうか。
★もしも、瑛太さんが探偵社に捜査の依頼をするとしたら、どんなことを頼みますか?
昔、飼っていたカメを川に逃がしちゃったことがあるんです。そのカメがどのくらいの大きさになったのかは気になります(笑)。
★最後に、視聴者のみなさまにメッセージをお願いします。
"今までにない"っていうキーワードがあるようですが、本当に「こんな月9見たことがない!」と思わせるような作品になっていると思います。それは、しっかりとした底力のあるスタッフやキャストが集まっているからだと思いますし、だからこそ、僕自身ある意味でそこに甘えながら楽しんでいきたい。そして、松本さんのファンの方には申し訳ないですが、松本さんを罵倒したり、殴ったり、生意気なことを言って諭したりしています。でも、それは演じているだけで、本当は松本さんが大好きですので、その辺りをご理解いただければうれしいですね(笑)。
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