ラッキーセブン
INTERVIEW

時多駿太郎役 松本 潤さん
1年半ぶりのドラマは、アクションシーンも多い探偵ものとなりましたね。
探偵役をやること自体久しぶりですし、今回は脚本がオリジナルなので、すごく楽しみです。基本は、6人の人間がいる探偵事務所に、僕が演じる駿太郎が探偵となって入っていくというストーリーですが、駿太郎は"自由人"と自称しているような今っぽい人間で、本当にそこから探偵としてスタートを切るんです。見ている人も駿太郎と同じ目線で、「探偵ってこういう人たちで、こんなことをするんだ」と感じてもらえるんじゃないかと思っています。

松本さん自身、探偵と聞いてどんなことをイメージしますか。
ドラマや映画なら、例えばトレンチコートを着ているとか、最初から犯人がわかっていてそこから謎を解いくとか想像はできますが、実際のところ、よくわからないですよね。探偵を職業にしているのがどんな人たちで普段どんな格好をしているのか、そしてどんな仕事をするのか、なかなか知るチャンスはありませんから。実際は警察が追わないような浮気調査とか、一般の人たちの生活に密着した事件を追っていると聞きますが…。1話にも出てくるように、営業のためにチラシを入れたポケットティッシュを配って地道に宣伝活動もするようですし、実は僕たちの身近にいるような人たちなんだと思います。駿太郎が探偵になっていくように、実際も、パッと見だけではわからないような人たちが探偵をやっている。この作品に出てくる探偵たちもそういう人ですが、そこが面白さでもあると感じています。

駿太郎には、どんな印象を持っていますか。
ちょっと面倒くさいヤツですよね。「俺は自由人なんだ」って自分勝手に生きているわりに、頑固で「自分はこうだ」って決めると絶対に動かなかったりしますから。探偵を始めても、自分が正しいと思ったことに突っ走っちゃうから、周りの人はそれをフォローしなくちゃいけない。でも、そこには熱というか、信念みたいなものがあるから、周りも「しょうがねえな」と言いつつもついてきて来てくれるんです。感覚的できまぐれだけど、駿太郎がいることでその場の回転率が上がる感じになるのが魅力なのかな。もともとの6人でも事務所はうまく回っていたと思うけど、ルーキーが入ったことでスピードが増す感じが、面白さとなって伝えることができたらいいなと思っています。

探偵としてチームを組むことになる瑛太さん、大泉洋さんとはいかがですか?
瑛太くんとは、以前、少しだけ一緒にお芝居をしたことがあってそれ以来ですので、お互いがどういうふうに変わったのかを含め、いろいろ確認作業をするのが楽しみです。先日の本読みのときは、ふたりして探り探りな感じでしたが(笑)、その感じが逆に面白かったですね。駿太郎と新田(瑛太)は、認め合いながらも対立するという関係性なので、一方が何かをすることで相手に響くという距離感で、常に新鮮にできるんじゃないかと思っています。大泉さんは、お芝居をされるときでも撮影の合間でも、常に現場を和やかにしてくださる方。ご一緒していると現場が明るくなるのでありがたいです。演じられる淳平のキャラも面白いですし、期待していただきたいですね。

瑛太さんとは1話からアクションシーンでもからむことになります。アクションに関しての意気込みをお聞かせください。
どんなアクションがあるのか、僕が知っているのはまだ噂レベルですが、佐藤(信介)監督を筆頭に今回のアクションチームが、映画『GANTZ』のアクションを手掛けたチームなんです。ワイヤーもあるでしょうし、かなり派手なものになると思うので、楽しみです。僕より先にアクションの練習に入っていた瑛太くんに、「どんなことをやったの?」って聞いたら、「人間が人間の上に乗って、クビ締めるんだよ」って言われました(笑)。今後、どの程度のアクションが出てくるか未知数ですが、常に体は動かしていたいですね。スタジオでも、大泉さんと一緒にサンドバッグを蹴るとか、いろいろやりたいと思っています。

ちなみに、探偵社のチーム力を使って、松本さん自身が調べて欲しいものはありますか?
僕は犬を飼っていませんが(笑)、迷い犬とか、どうやって探すんだろうと思いませんか? 迷子の動物を探す過程は見てみたいですね。自分が探偵としてやるなら、尾行かな。プロは結構大胆にやるらしく、本当に近くまで接近するそうです。でも、相手の意識のなかに入っていなければ絶対にバレないとか、技術みたいなものがあるそうなので、そのあたりを身につけつつ…。

最後に、ドラマを楽しみにしてくださっているファンのみなさまにメッセージをお願いします。
探偵社が舞台でアクションも多いこの『ラッキーセブン』は、今までの月9ドラマとは違って、一見すると華やかな感じではないと思います。でもその分、キャストはものすごく豪華ですし、そのキャストたちが探偵という地道な調査をやるということが、新しいんじゃないかと思います。最初は、駿太郎もかなり残念な探偵でほかの6人ともかみ合いませんが、事件を解決しながら協力していくなかで、少しずつ団結していく過程も、楽しんでいただけるんじゃないかと感じています。期待していただけたらうれしいですね!

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