ロス・タイム・ライフ
尾元's ライフ
マンガ家志望編

運送会社に金を返しに行った尾元を、経理担当は人気のない場所に連れて行く。実はこの金、社長が愛人に用意した手切れ金だった。世間に知れたらまずいと、尾元の窃盗はなかったことに。その代わり、黙ってバイトを辞めてくれと口止め料&バイト代にと、尾元はわずかな現金を渡された。さて、これは運が良いのか悪いのか?

またしても職を無くしたが、次の仕事を見つけるまでの金はあるし、何しろ警察のお世話にならずに済んだ。「こんな体験、俺だけだろうな…いや、これまでも!」と、尾元は波乱に飛んだ自分の人生を作品にすることを思いつく。ならば、マルチ展開が期待できるマンガだ。この間痛めた腰にも影響ないしと、まずは出版社に原作を持ち込むが「絵がない」と編集者に追い返される。

ならば、と今度は絵をつけて出すのだが、所詮は素人。預かってはもらえたものの、読んでもらえたかどうかは定かでない。編集者からの連絡を首を長くして待つうち、画材を買ってしまったこともあり、手持ちの金が無くなってしまう。

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