ﾛｽ･ﾀｲﾑ･ﾗｲﾌ
尾元's ﾗｲﾌ
看護師との出会い編
運送会社から"ちょっとお借りした"つもりの現金を握り締め､競馬場に向かった尾元は全ての"鉄板"なﾊｽﾞのﾚｰｽにぶち込んだ結果､あえなく惨敗｡男たちの話がｶﾞｾだったのか､やっぱり運が悪いのか…｡
返すものも返せないと絶望する尾元は｢一回､死のう｣と考える｡選んだ先は病院の屋上｡ここから飛び降りたら､まだ運が残っていたら､助かるかもしれない…病院だから｡
そんな邪念も入りつつ"いざ!"という時に､同じく自殺を試みようとした看護師(実はﾛｽﾀｲﾑ中)と知り合う｡だが､目の前で飛び降りの先を越された男と目があってしまった恐怖に2人は自殺を断念｡捨てる神あれば拾う神ありで､身の上話を語る尾元に看護師(実はﾛｽﾀｲﾑ中)は金を工面してくれた｡
尾元も看護師(実は…もういいか…)の騙された男への未練を知り､無くしかけた正義感が復活｡その思いを遂げさせるため､看護師を騙した男に会わせてやる｡ここで看護師に殴られた男の巻き添えを食らい､腰を痛めてしまう｡看護師の好意に甘えて､もらった金を返して警察署への出頭を決意する尾元だが…｡
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