ﾛｽ･ﾀｲﾑ･ﾗｲﾌ
監督ｲﾝﾀﾋﾞｭｰ
Q.伊藤さんとはどんな話をされましたか?
伊藤さんや美波さんには､いわゆる幼なじみという感覚が掴みづらかったようで､最初は甫と由香里の関係や距離感がﾋﾟﾝとこなかったようです｡なので､主人公は25歳でもう大人だけど､幼なじみに抱く恋心は大人のﾘｱﾙな恋ではなく､もっとつたなく幼いものなんだと私の幼なじみ談を交えて話してみました(笑)｡さらに｢幼なじみ編｣の設定の､小さい頃は思ったことを言い合えていた2人が中学校になってあまり口をきかなり少しずつ距離がひらき､やがてそれぞれに彼女や彼ができたりして､別々の人生を歩んできた｡でも自分が死ぬことになって会いたいと頭にふと浮かんできたのは幼なじみで｡ところが実際に会ってはみても照れや大人としての葛藤もあってなかなか素直になれなかったり…｡そういう甘酸っぱい感覚みたいなものを説明していきました｡2人とも｢へぇ｣｢そういうものですか｣なんて言いながら､しっかりと理解してくれたみたいです｡
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