ﾛｽ･ﾀｲﾑ･ﾗｲﾌ
Interview
Q.友近さんが演じる井原淑子はどのような人物ですか?
いわゆる"典型的なおばはん"ですね(笑)｡安いものには目がなくて､買い物は1円でも安ければ遠いｽｰﾊﾟｰへ行き､ﾀｲﾑｾｰﾙｽでは争奪戦を繰り広げるといったごく普通の主婦です｡淑子の場合､家族にｽｷﾔｷを食べさせるために奔走するんですけど､実はそこが私にはない感覚でした｡私ももちろん安いものは大好きだけど､ｽｷﾔｷじゃここまでﾃﾝｼｮﾝが上がらないなと(笑)｡そもそも家族のご馳走がｽｷﾔｷで､それを家族みんなが楽しみにしてる風景が自分には経験が無いし､まるでｻｻﾞｴさんとか懐かしいﾎｰﾑﾄﾞﾗﾏを見てる感覚だったんです｡でも､井原家はみんな本当に仲良しで夫も子供もいい人｡この家族のためなら淑子が頑張ろうとするのがわかるなと思わせてくれる､そんな家族でしたね｡ちなみに､ｽｰﾊﾟｰでのﾀｲﾑｾｰﾙｽ争奪戦も経験したことがなく､"争奪戦"なんて大げさな…くらいに思っていたんですが､とんでもなかったです｡ｴｷｽﾄﾗの方たちのﾊﾟﾜｰのすごいこと､すごいこと｡完全に圧倒されました｡みなさん芝居なんでしょうけど､あの一連の動きとﾊﾟﾜｰは普段からやってらっしゃる"本物"を感じました(笑)｡主婦のたくましさがわかる迫力満点のｼｰﾝになってると思います｡
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