ラ イ フ
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――"いじめる側"を演じてみての感想は?

末永遥:「前にも言いましたが、やはり加減やバランスが難しくて、かなり悩みました。でも私は演じる時に常に心がけていることがあって。それはどんなにいい人だろうが、どんなに悪い人だろうが、自分が演じる役は自分が1番愛してあげなきゃいけないって。だから、きいちゃんとも「私は私でみどりを精一杯やるので、きいちゃんは歩をめいっぱい愛して守ってあげてください」って話しました。お互い、与えられた役でやるべきことをきちんとやろうってことは、この現場に入って改めて大事だと思い知りましたね。自分の中でもすごくためになってるし、教えられている現場です。」

星井七瀬:「(いじめられる側の)経験者から言うと、思い切りやってくれた方がやられる側も演じやすいんですよ。こうやって人間の嫌な一面や感情をむき出しに描く作品って少ないと思うんですけど、こういう作品だからこそちゃんとやらないと何も伝わらないし、やると決めたからにはとことんやりたいなと思ってます。」

夏目鈴:「実は、私は最初はすごく抵抗があったんです。中学生のときにいじめられたことがあって、その時に受けた冷たい視線とか言葉とかは今でも鮮明に覚えているくらいつらい出来事で。だから、役とはいえそんなことをしていいのかなって自分の中で葛藤があったんですね。でも、みんなの意見を聞いて私がためらってしまうことでみんなが一生懸命に作り上げているものを壊しちゃいけないなって思ってからは、少し気持ちが楽になって役に徹底できるようになりました。」

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