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古美門研介(堺雅人)のもとを去った黛真知子(新垣結衣)が、古美門法律事務所を訪れる。1年ぶりの再会に花を用意し、黛を歓迎する古美門。以前とは異なり、口調も穏やかに黛と世間話をする。
黛は現在、黛法律事務所を立ち上げ、個人で仕事をしていると言う。今回、古美門のもとを訪ねたのは、彼女が準備している訴訟を共にやらないかとの相談だった。黛の依頼者は、八木沼佳奈(田畑智子)。佳奈は1年前の仙羽化学の公害訴訟で、古美門と黛に協力して裁判で証言している。そして、その後、仙羽化学のライバル社・フロンティアケミカルラボにヘッドハンティングされていた。
ところが、佳奈は長期間、会社に飼い殺された挙句、解雇されてしまった。仙羽化学とフロンティアケミカルラボはライバル関係と見なされている。だが、両社の社長は大学の先輩と後輩という間柄で、仙羽化学が佳奈に報復人事を行った疑いがあるのだ。黛は両社を訴えるという。黛は「一緒にやるべき仕事」だと力説するが、古美門はスケジュールがないと断った。
初公判で黛は、我が目を疑う。なんと、古美門がフロンティアケミカルラボの顧問弁護士として現れたのだ。こうして、古美門対黛の争いが始まる。
古美門を相手にする黛は苦戦を強いられる。早速、和解を勧める古美門だが、黛に応じる気はない。黛は服部(里見浩太朗)のアドバイスで、以前、古美門と闘った弁護士や検事たちに意見を求める。また、黛は仙羽化学の顧問弁護士、三木長一郎(生瀬勝久)を味方につけることにも成功した。黛は、訴えをフロンティアケミカルラボに絞ることで、裁判を圧倒的有利に持ち込む。すでに、仙羽化学社長の池部拓郎(神保悟志)も味方になってくれると思いこんだのだが…。古美門はすでに池部にくさびを打っていた。最後の詰めで、黛は古美門に負けてしまった。
素直に負けを認める黛。だが、黛には古美門と三木の因縁に決着をつけたいと思っていた。亡くなった沙織のためにも…。2人の因縁は新薬を巡る訴訟にあった。裁判で勝つために行った投薬実験で沙織は亡くなって…実は、沙織は実験用のハムスター。世話をするうちに情の移った古美門と三木の投薬実験を続ける、続けないが因縁の発端だった。真剣に怒鳴り、なぐり合う古美門と三木のアホらしさに唖然とする薫。
その後、薫は古美門への借金返済のめどが立たないため、事務所に戻ることになって…。
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