ラスト・フレンズ
-Story-
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ひと晩飲み明かした美知留たちは、そのままリビングで雑魚寝していた。すると、ドアチャイムが鳴った。目を覚ましていた美知留がドアを開けると、そこに立っていたのはタケルの姉・優子(伊藤裕子)だった。優子は、法事があるのに連絡もしてこないタケルのことを心配して訪ねてきたのだという。タケルがいることを知った優子は、半ば強引に上がりこんだ。優子は、寝ているタケルの姿をしばらく見つめていたかと思うと、目を覚ましたら渡してほしい、と言って手作りのパンを美知留に預けて帰ってしまう。ほどなく、物音に気づいたタケルが目を覚ました。美知留から優子が訪ねてきたことを教えられたタケルは、急に青ざめ、姉が来たことは誰にも言わないでほしい、と頼んだ。
別の日、美知留は、タケルをともなって母親の千夏(倍賞美津子)に会いにいく。シェアハウスのオーナーに提出する書類に、保証人のサインをもらうためだった。そんな美知留たちの姿をじっと見つめる男の姿があった。それは、入院先の病院から忽然と姿を消した、宗佑(錦戸亮)だった。
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