ラスト・フレンズ
-Story-
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そんなある日、タケルは、美知留のことを心配して、彼女が働いていた美容室を訪れる。しかし、美知留はすでに店を辞めていた。美容室で宗佑のマンションの住所を聞いたタケルは、思い切ってそこを訪ねた。ドアチャイムを押しても返事はなかったが、玄関のドアには鍵がかかっていなかった。不審を抱き、ドアを開けるタケル。そこでタケルが目にしたのは、変わり果てた美知留の姿だった。

宗佑が、美知留に暴力を振るっているだけでなく、自分の監視下に置いて自由まで奪っていることを知ったタケルは、美知留を連れ出す決意をする。ふたりは、美知留がマンションにいないことに気づいた宗佑に追いかけられた。が、間一髪のところで彼の手から逃れることに成功する。

タケルは、美知留をアルバイト先のバーに連れて行ってひと晩休ませた。タケルがシェアハウスに戻ると、電話が鳴った。相手は何も言わなかったが、聞こえてくる子どもの声で、電話の主が優子(伊藤裕子)だと気づいたタケルは、慌てて電話を切った。

あくる日、タケルは、美知留を医者に診せた後、シェアハウスに戻った。するとそこに宗佑が現れた。美知留をどこに隠したのか、とタケルに詰め寄る宗佑。タケルは、そんな宗佑に、美知留は絶対に渡さない、と言い放つ。 その夜、タケルは、美知留をシェアハウスに連れ帰り、皆に事情を話す。最初は驚いたようすだったが、すぐに美知留を歓迎するエリと友彦。しかし、瑠可だけはどこかそっけない態度を見せる。

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