救命病棟24時
- 最終話 -
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さすがに、こたえた進藤は工藤のベッドの傍らへ。楓は進み続ける進藤を心配し、休日をとるようにと頼んだ。翌朝、休みをとって病院を後にする進藤は、楓に医局長への就任を促す。
楓は医局長になることを澤井に告げた。澤井は病院を去り、救命改革機構の会議へ出席。そんな時、花火工場で火災が発生。大量の花火に引火して爆発を引き起こす事故が起こり、多数のけが人が出た。救命センターへ次々運び込まれてくる患者に楓らは懸命に処置を行う。さらに、救急から要請が入るが人手が足りない。澤井は辞職し、進藤は休んでいる。楓が医局長としての搬送拒否の決断を下そうとすると、進藤が現れた。すると、今度はICUの工藤の容態も急変。そこへドクターカーの要請も重なる。進藤は工藤を楓に託し、紗江子を伴って、現場へ向かう。
黒煙が吹き上げる現場で、消防士の退避命令も無視してけが人の処置にあたる進藤。そこに澤井が現れる。会議のしらけたムードに焦燥を感じた澤井は、帰り道にドクターカーとすれ違ったのだ。進藤は、これを最後の治療にして欲しいと澤井に頼む。進藤も澤井の医療改革に期待していたのだ。二人の連携プレーで最後の患者を搬送。と、その時、爆発が発生。進藤が気づくと、澤井が倒れていた。澤井は自分を置いて避難するよう進藤に告げる。だが、進藤は踏みとどまり澤井に応急処置を施し、救急車に乗せた。
紗江子の携帯に楓から電話が入る。進藤が代わると、楓は工藤の声を聞いて欲しいという。それは、工藤の生還を教える規則正しい心拍モニターの音だった。
数日後、工藤は順調に回復。澤井は退院することになった。進藤は、澤井に自分は病院を辞めないと話す。そして、澤井には自分や楓が倒れる前に、この国の医療を改革して欲しいと、事故現場に続いて繰り返した。
海南医大高度救命救急センターに、新たな医師たちが赴任してきた。こうして今日も、澤井に医療の未来を託した進藤や楓たちの仕事が始まって…。
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