救命病棟24時
- 第4話 -

進藤一生(江口洋介)に付いている研修医・工藤亮介(石田卓也)は、そのやり方について行けないと、澤井悦司(ユースケ・サンタマリア)に指導医の変更を求め直談判する。小島楓(松嶋菜々子)は、工藤が進藤に反発する様子を見てアドバイス。しかし、工藤は受け入れない。

鴨居千夏(北乃きい)は、人の死に慣れてきている自分に不安を感じていることを山城紗江子(木村多江)に打ち明ける。そんな中、千夏は骨折で運ばれてきた宇野喜久代(佐々木すみ江)が認知症であることに気づく。1年前に事故で孫を亡くしたことを忘れている喜久代に、どう接したら良いのか迷う千夏。そんな時、工藤は喜久代に孫が亡くなったとこを話してしまう。悲しい現実を呼び戻された喜久代は号泣。工藤は立ち尽くすことしか出来ない。何とか落ち着いたと思った喜久代がICUから消えてしまう。千夏たちは総出で行方を追った。喜久代を発見したのは工藤。彼女は、孫のためにとクレヨンを買いに出かけていたのだ。

そんな喜久代は、喘息の発作で運ばれてきた少年・博明(澁谷武尊)を自分の孫だと思い込む。博明もその思い込みに合わせていた。工藤は、喜久代から絵のモデルを依頼された。と、そこにホットラインが入る。進藤は工藤を喜久世のもとに残す。面白くない工藤は、博明が書いてくれた絵を医局に持ち帰り、ゴミ箱に放り込む。荒れる工藤を、進藤は目で制して医局から出て行った。

博明がまた発作を起こした。進藤を呼ぼうとする千夏を制止し、処置を始める工藤。ところがその診断が間違っていて、博明は呼吸停止に。駆けつけた進藤たちが必死の処置を施す。その様子を見ていた喜久代は、またしても悲しい出来事を思い出し泣きながら回復を祈る。博明の心拍は一向に戻らない。と、呆然と見つめていた工藤が心臓マッサージを始めた。戻ってくれと、泣きながらマッサージを続ける工藤。すると、ようやく心拍が再開。博明は、一命を取り留めた。この出来事から、工藤は澤井への指導医変更の願いを撤回する。

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