鴨居千夏役 北乃きいの
救命報告24時

■第7回 ありがとうございます!

朝から撮影が始まって、次の日の朝に終わる…。そんな日も、結構あった『救命病棟24時』。大変というよりは、逆に救命救急センターのリアリティーを感じて、すごくやりがいがありました。そして、何よりも良い意味で気を使わなくていい現場の雰囲気。ユースケさんも「こういう現場って、珍しいよね。」と、おっしゃっていました。江口さん、松嶋さんたちキャスト&スタッフのみなさん全員が、ひとつの作品のために集まった良いメンバー…良いチームだったんだと思います。そんな現場に、たずさわらせて頂けたことがありがたく、私にとっては大きなことでした。その中で演じさせて頂いた千夏のイメージカラーはピンク。だけど、私はピンクにもまだ染まりきらない黄桃色じゃないかな? と、今は思っています。演じていて感じる、まだ仕事に慣れることが出来ない千夏の"未熟さ"ですね。でも、ドラマの放送を客観的に見ていると水色なんです。特に手術シーンなどの動きの激しいシーンは、水色に思えます。黄桃色と水色…これが、クランクアップを前に感じた"千夏色"。ただ、千夏もいろいろなことを見て、経験しているので、かなり成長していると思いますよ。

最終回…7話は、約2時間の放送。まるで映画を撮影しているような感じで、エピソードもたくさん入っています。"北乃的注目!"は、工藤先生のストーリー。1話で出てきた小島先生の医療裁判を思い出させるようなシーンが出てきます。医師たちの思いと、患者たちの思い…1話から、ずっとご覧になっているみなさんは、きっと何かを感じて下さると思います。さらに、医師と看護師ではあるけど、同じ新人として工藤先生にシンパシーを感じている千夏にとってもショッキングな出来事が起きてしまうんです。

ここまで収録をしていて、改めて気づいた事が…。医師や看護師のみなさんは"自分が必要とされる"ことを毎日、感じながら働いてらっしゃると思います。私も"自分が必要とされる"ことに生きがいを感じるタイプ。ああ、だから私は、幼いころに医者になりたかったんだ…と。

私自身、まだ収録が終わってしまうことが信じられません。もっともっと続いて欲しい…。本当にそれだけ素晴らしい作品でした。もし、シーズン5があるとしたら患者役でも良いので(笑)、参加させて頂きたいです。
最後になりますが、キャスト&スタッフのみなさん、応援して下さった視聴者のみなさん、本当に本当にありがとうございました!

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