鴨居千夏役 北乃きいの
救命報告24時

■第5回 "大人"な収録現場

『救命〜』の収録現場のレギュラー出演者の中で、私は最年少。これまで出演したドラマでは、同年代の役者さんが多かったので、これも初めての体験です。今回はベテランの役者さんばかりなので、みなさんの切り替えの早さに驚いています。誰かが面白いことを言って、みんなで笑っているのに、芝居に入るとさっと真剣な表情に変わります。私も芝居の前に冗談を言われたりするんですけど"はい。はい。"と返事をするだけで、笑わないように耐えるのが必死。そうしていないと、芝居に引きずってしまいそうなので…。スタジオの前室では、みなさんが楽に過ごしている感じ。10代の出演者が多いと、すぐにグループが出来るんですけど『救命〜』ではそういうことがありません。本を読みたい方は読んでいるし、お話したい方はしています。落ち着いているというか、個々に過ごす感じ。大人な雰囲気です。その中で、私だけがずーっとしゃべっている感じです(笑)。

来週放送の5話はコメディータッチなシーンがいつもより多く、今までほど重くはないと思います。小島先生の母親が登場したり、紗江子さんと息子の話があったり…。全体的には"家族"が描かれています。とは言え、やはり『救命〜』です。私が印象的だったのは、熱中症で運ばれた子供とその母親。これは、とてもリアルな話だと思いました。また、孤独なお年寄りの話もあります。患者さんの話を通しても、家族の問題がリアリティーをともなって登場する考え深い5話になっています。

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