鴨居千夏役 北乃きいの
救命報告24時
■第2回 初めての社会人役
ﾄﾞﾗﾏで演じる初めての社会人役が､新人看護師の千夏で良かったと思っています｡まだ､学生っぽさが残っていてもおかしくはありませんし､病院は身近な存在ですからね｡これが入社して2､3年のOL役だったら大変! 普通の会社の仕事やOLさんのことは何も知りませんから…｡
千夏を演じる時は､新人らしい新鮮さや純粋さを心がけています｡そのために､監督と相談して髪も短くしたんですよ｡看護師の動きは､毎回､看護指導の先生が見てくださって､その都度､その場で指使いなどを教えて頂くんです｡そうしないと､収録が空くと忘れてしまうので(笑)｡それでも最近､だんだん看護師の動きが分かるようになってきました｡搬送された患者さんの患部を診るために服を切ったら､次は心電図のﾓﾆﾀｰを指示されるな…って､自然に動けるようになってきたんです｡医師が指示することが分かるので､相変わらず収録現場では緊張しているんですけど､演技的な焦りはなくなってきた感じがします｡役ではありますけど､看護師としてやるべきことが少しは分かってきたのかな? とも思っています｡
これまでの撮影で看護師役として難しかったことは…｡患者さんへの心ﾏ(心臓ﾏｯｻｰｼﾞ)のｼｰﾝですね｡普通の病棟の看護師は､あまりやることはないようなのですが､救命病棟の看護師はその機会も多いようです｡特に海南医大は人手不足ですからね｡実際の心ﾏは､患者さんの肋骨が時には折れるぐらい力を入れるんですけど､撮影ではそうはいきません｡そこまで力は入れていないけど､本気でやっているように演じなくてはいけないので､難しかったですね｡そんな千夏の心ﾏのｼｰﾝが第2話で登場するので､来週も必ず見て下さい!!
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