わたしたちの教科書
━- ストーリー -━
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ところがあるとき、デートをしていた朋美と兼良は、中年男性と女子高生の援助交際の現場を目撃してしまう。気持ち悪い、といって兼良を見た朋美は、彼が泣いていることに気づく。その中年男性とは、兼良の父親だった。朋美は、必死に動揺を抑えようとしながらそこまで話すと、涙を流した。

朋美の証言は続いた。援助交際を目撃した翌日、兼良は、朋美の席に近づくと、いきなり「お前、雑巾の臭いがする」と言ってイスを蹴り飛ばした。その日から、朋美のあだ名は「雑巾」になったのだという。

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