わたしたちの教科書
━- ストーリー -━
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ともみ、みかづき、きりぎりす、
すいしゃ、しゃんでりあ、あすか――
珠子(菅野美穂)は、自ら法廷で証言することを望んでやってきた朋美(谷村美月)を、原告側証人として申請する。証言台に立った朋美は、明日香(志田未来)が死んだとき、2年3組の教室にいた、と言い出す。
同じころ、喜里丘中学校の職員室では、音也(五十嵐隼士)が兼良陸(冨浦智嗣)にナイフを突きつけたまま、教師たちと対峙していた。音也は、母親である雨木(風吹ジュン)の言葉にもまったく耳を貸さず、いまから自分がこの学校のいじめを解決する、と皆に宣言する。この世界を支配しているのは暴力だ、などと叫ぶ音也に、恐怖を感じる教師たち。陸を助けようとして背中を刺された耕平(伊藤淳史)は、早紀(真木よう子)に抱きかかえられたまま、何もできずにただ音也の言葉を聞いていた。
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