わたしたちの教科書
━- ストーリー -━
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実は直之の母親は、彼が14歳のときに医療ミスで他界していた。だが、直之の父・行彦(勝部演之)は、病院の責任を追及しなかったのだという。行彦は、直之の将来のために、復讐を諦め、クライサー法律事務所を守ることを選択したのだ。病に冒され、余命1ヵ月と診断された行彦は、見舞いに来た直之に、自分の信念に従え、と助言していた。信念ために事務所が邪魔になるのなら迷わず捨てろ、と直之に告げる行彦。その上で直之は、西多摩市の依頼を受けるという結論を出したのだ。直之の話を黙って聞いていた珠子は、訴訟となれば戦う相手はクライサー法律事務所になることを承知の上で、解雇を受け入れる。その返事を受けて、直之は、婚約も解消する、と彼女に告げる――。
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