わたしたちの教科書
━- ストーリー -━
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一方、耕平(伊藤淳史)は、突然、同僚たちから無視されるようになり、困惑していた。早紀(真木よう子)は、そんな耕平に面倒な仕事を押し付けた上、剣道部の顧問まで担当させる。ほどなく耕平は、何故自分が無視されるようになったのかを知る。トイレで一緒になった戸板(大倉孝二)がこっそり教えてくれたのだ。戸板によれば、耕平が学校を訴えるために教職員の素行を調査している、という話が伝わったからなのだという。しかも、それを皆に話したのは雨木だった。

耕平は、雨木と早紀のもとに向かい、何故いじめの実態について調査を行わないのか、とかみつく。耕平は、生徒が死んだのに誰も悲しんでいないのはおかしい、と主張すると、怒りに任せて、自分に対するいじめを指示した雨木の行為も非難した。すると早紀は、臨時教員という立場をわきまえるべきだ、と耕平に告げる。耕平は、暗に辞職を促そうとするその言葉に動揺しながらも、絶対に辞めない、と言い放つ。

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