わたしたちの教科書
━- A challenger -━
■第4回
敬語が使えないと…
今回のドラマは中学校が舞台ですが、僕が中学生のときは…中学生って、考えていることもまだ幼いというか、甘えまくってるようなところがあるものじゃないですか。たまに大人びたことを言ってみたりしても、やっぱりどこか中途半端で…。それから、女の子にちょっと興味を持ち始めたのもこのころですね(笑)。
中学校と聞いて僕が真っ先に思い浮かべるのは部活のことです。僕は男子校でサッカーをやっていて、それこそほとんど休みもなく練習していたんです。僕は、小学校の6年間をスイスで過ごしていて、中学校の受験前に帰ってきたんです。だから日本語も片言しか話せなかったし、もちろん敬語なんかまったく使えないから、部活のときも困りました。上級生に対して敬語が使えないと、いろいろと大変なことが起きるものなんですよね(笑)。そんなときに、サッカー部の監督だった先生が、「これではマズイ!」ということで僕に日本語を教えてくれたんです。日本語って、本当に難しい言語だと思うんです。僕は周囲とコミュニケーションがとれないくらいのレベルだったので、本当に必死に勉強しました。だからその先生のことはいまでもよく覚えていますし、感謝しています。
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