Dr.コトー診療所2006
-Story-
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坂野ゆかり(桜井幸子)の抗癌剤治療が始まった。辛い治療にゆかりは黙々と耐える。ずっと付き添ってその様子を見ていたコトーこと五島健助(吉岡秀隆)は、しばらく自宅で療養することを勧めた。すると、ゆかりは家族や自分の写真を撮って欲しいと和田一範(筧利夫)に頼む。和田は喜んで撮影するが、内心は複雑。まるで、遺影を撮っているようだと悲しくつぶやく。そんな和田を、仲依ミナ(蒼井優)がなぐさめた。

自宅に戻ったゆかりは、家事をこなし、星野昌代(朝加真由美)のリハビリに付き合うなど、束の間、普段の生活を取り戻した。1日1日を大切に生きようと穏やかに明るく過ごすゆかり。まだ幼い千賀(畠山彩奈)に絵本を読むゆかりの姿に、夫の孝(大森南朋)は涙をこらえる。何度目かの抗癌剤治療を終え、血液検査を受けたゆかりをミナ(蒼井優)が励ますが、コトーは末期癌という現実を前に、複雑な気持ちでいた。

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