婚カツ!
- 第10話 -

邦之が仕事を探しに出かけようとすると、若い女性たちが声をかけてくる。お地蔵様のマスコットが欲しいと言う。それは、邦之と春乃が作って深澤酒店で売っていたのだが、すでに売切れていた。女性たちを見送る邦之に、商店主たちが話しかける。それぞれが、縁結び商店街としての復活アイデアを持って来ていた。大喜びの邦之は『とんくに』に商店主たちを招きいれ、アイデアを聞く。そんな商店主たちも姿を見せない春乃を心配していた。邦之が春乃からのメールにも返信していないことに茂が怒っていると、二瓶匠(谷原章介)が駆け込んで来た。伊藤勝(北村有起哉)の再開発計画が飛んだと言うのだ。しかも、商店街にはより大きな危機が迫っていると…。

勝の計画が進行しないことに腹を立てた川ちゃん酒場の社長、川端(田窪一世)は独自に商店街の再開発に着手することにしたのだ。そのために、川端は商店街の土地所有者から権限の委譲を取り付けていた。勝は溝口静子区長(風吹ジュン)にも見限られ、太洋総研に戻ることになる。

匠から話を聞いた邦之は勝に会い、自分たちの再開発計画への協力を頼む。だが、勝は邦之の申し出をはねつけた。

そんな夜、邦康(上田竜也)が婚約者を連れて『とんくに』に来た。お相手は、邦康より年上の荒田玲子(佐藤江梨子)。意外な相手と思う邦之と邦夫に、邦康はプロポーズに至った経緯を話す。そんな邦康の真剣さに、邦之は春乃を思い起こす。

次の日、意を決した邦之は、春乃が働くセレクトショップを訪ねる。だが、春乃はお昼休憩に出ていた。邦之は茂に抱きしめられる春乃を公園で見つける。実は、春乃は茂に励まされていただけなのだが、邦之はその場を去った。そして、邦之は春乃に茂と幸せになって欲しいとメールを打とうとするが…。

翌日、商店街に川端の命をうけたものたちが測量に来た。邦之たちは止めようとするが上手く行かない。そこに、勝が来て川端の弱点を述べ、測量技師たちを撤退させた。勝は周五郎に説得され商店街の味方となったのだ。

その夜、『とんくに』に春乃が来た。邦之は、お地蔵様作りを手伝って欲しいとメールしていた。さらに、邦之は茂と幸せになって欲しいと言うメールを出せなかったと春乃に告げる。妹でいようと決め込んでいた春乃は大混乱して店を出た。追いかけた邦之は、またも泣かせてしまったことを春乃に謝り、抱きしめて…。

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