婚カツ!
- 第8話 -
雨宮邦之(中居正広)は区役所を辞めた。さらに邦之は邦夫(小日向文世)から『とんくに』で仕事をさせるつもりはないと言われてしまう。無職に戻った邦之は深澤茂(佐藤隆太)の店で時間をつぶし、就職情報誌などを読んでいた。そこに、飛田春乃(上戸彩)が来る。春乃の邦之への想いを知った茂は一計を案じ、翌日に3人で遊びに行こうと誘う。午前中にさくら地蔵商店街の住民たちへの説明会があると邦之が断ろうとするが、茂は午後からでも良いだろうと、半ば強引に邦之に頷かせた。邦之が帰ると、茂は春乃に自分は行かないと宣言。翌日は春乃の誕生日。春乃を邦之と2人っきりにさせようとする茂からのバースデープレゼントだ。
伊藤勝(北村有起哉)のさくら地蔵商店街の再開発に対抗する案を作るのは二瓶匠(谷原章介)と桜田周五郎(橋爪功)。周五郎がパソコンを駆使して作った資料を持って、匠は苦手とする区長の下へ。しかし、タイミングの悪いことに区長は自身への脅しとも取れるハガキを受け取っていた。匠は区長に直接会うことは出来ず、資料だけを置いて戻る。
次の日、匠と周五郎は自分たちの案を説明するために商店街に来た。邦之ももちろん匠たちと一緒。春乃は、茂に促されて一足先に待ち合わせの場所に向かう。途中、村瀬優子(釈由美子)に会う春乃。そこで、春乃は優子が意中の人を一人に決め、その男性にプロポーズをさせるという計画を聞く。
区役所では勝が区長に自分の計画を話していた。商店街のレトロな雰囲気は残すものの住人には立ち退いてもらい、大手フランチャイズ店を誘致するという計画。区長の了承を得た勝は、続いて『川ちゃん酒場』の川端社長(田窪一世)に報告する。
匠は商店街のさくら地蔵を利用した縁結びで街の活性化を図る案を住人に話すが、反応は悪い。慌てて補足説明しようとする邦之だが、誰も聞こうとしない。とんかつ店の息子のくせにとんかつも揚げられないようないい加減な男との住人の売り言葉に買い言葉。邦之はとんかつを揚げると宣言してしまう。
春乃たちとの待ち合わせ時間が迫る中、邦之は『とんくに』に商店街住人を集め、とんかつ作りを始める。しかし、邦之にとんかつ作りの技術があろうはずもない。呆れ顔の邦夫。だが、邦之が作るとんかつの判定はいつしか邦夫がやり始める。厳しい邦夫の注文に邦之のとんかつはなかなか出来ず、商店主たちはあきれたり、空ききったお腹を慰めたり…。こうして、ようやく出来上がるのだが商店主たち全員がまずいと酷評。だが、邦之の努力は認められた。
と、そこに茂がやってきた。せっかくセッティングしたのに、とんかつを揚げていた邦之に怒る茂。邦之は、なぜ茂に怒られるのかが分からない。ついに茂は、春乃が好きなのは邦之だと教えてしまう。茂の真剣な表情に、邦之は待ち合わせの場所に急ぐ。そこでは、待ちくたびれた春乃が眠っていて…。
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