恋におちたら
-Story.1-
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東京の下町の小さなねじ工場で働く鈴木島男(草なぎ剛)は、父親が6年前に他界して以来、大学を中退して工場を継いでいる。経営状況は決して楽ではないが、母親の藍子(高林由紀子)、OLの妹・まり子(木村佳乃)の家族3人の暮らし、そして幼なじみで鮮魚店を営む安藤龍太(山本耕史)が毎晩持って来てくれる刺身で晩酌するという生活にささやかな幸せを感じていた。その日も、龍太が来て、夕食を食べていた。居間のテレビでは、ITベンチャービジネスの若き起業家、高柳徹(堤真一)のサッカーチーム買収記者発表のニュースが流れている。ニュースを見ながら、まり子と龍太は自分たちとは違う世界のこととため息をつくのだった。
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