小早川伸木の恋
-Story-
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伸木は病院を訪ねてきたｶﾅから､思いがけず妙子に鍵を開けさせる方法のﾋﾝﾄをもらい､仁志とともに海の見える丘に行く｡伸木が妙子にﾌﾟﾛﾎﾟｰｽﾞした場所だ｡当時を思い出す伸木｡そこにはｶﾅの言ったとおり､答えがあった｡ﾌﾟﾛﾎﾟｰｽﾞした時に､伸木がぶつかった電柱の側に､鍵が埋められていた｡良く場所が分かったと､ｶﾅの鋭さに感心する伸木｡すると仁志は､ｶﾅは伸木の手に負える相手じゃないと忠告する｡家に帰った伸木｡玄関のﾄﾞｱは開いたものの､妙子は寝室に鍵をかけて閉じこもっている｡妙子は､まだ伸木を許そうとしないのだ｡
次の日､病院では自分のﾒｰﾙがどんな波紋を呼んだか､沼津が興味津々で出てきた｡ところが､医学部長の名で私見を述べるには､まず直属の上司に訴えるようにというﾒｰﾙが出ている｡院内にも変わった様子がないことを思い知らされる沼津｡
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