小早川伸木の恋
-Interview-

Q.では、竹林はどんな男だと?

手術が得意でないことを悟った時に、竹林は自分をだましたんだと思います。手術が出来ないから論文を書くのではなく、これは出世のためだと。いずれは、テレビ番組にも登場するような医者になりたいと思っていて、そのためには出世が必要だ…と、いうように。自分自身に嘘をついているんですね。そうやって自分をだまして生きていく中で、竹林は本当の挫折を味わったことがなかった。女性との交際を軽く考えていられたのも、そんな竹林の人生観に起因しているんだと思います。ところが、鹿浜匠子の出現で初めて竹林の人生設計に手違いが起こるんですね。助教授を経て教授になって、テレビ番組にも出られるようになって、ある程度金が稼げるようになったら結婚でもしようか…なんていうプランが崩れてしまうんです。匠子との出会いは竹林の運命を変えてしまうほど衝撃的なものになりますね。

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