一瞬の風になれ
☆あらすじ☆
□第1話
神谷新二(内博貴)は、幼いころからずっと3歳年上の兄・健一(錦戸亮)の背中を追いかけていた。健一は、高校を卒業すると同時にJリーグ入りを果たしたサッカー界期待の新星。健一の真似をしてサッカーを始めた新二も、中学まではサッカー漬けの毎日を送っていた。だが、自分と兄の才能の違いを痛感していた新二は、春野台高校に入学したことをきかっけに、すべてをリセットして別の道を歩もうと決意する。
同じ高校に入学した新二の幼なじみ・一ノ瀬連(長谷川純)は、中学陸上界屈指のスプリンターだった。新二は、クラスメートで陸上部員の根岸康行(遠藤雄弥)から、連を陸上部に入れてほしい、と頼まれていた。実は連は、中学時代に全国大会の決勝に進んだ実績がありながら、その後すぐに走ることを止めていた。だが、連は、新二も走るのなら考えてもいいという。陸上部の顧問を務める教師・三輪(内村光良)からも、いいバネをしているからスプリントの王者になれるかもしれないと入部を勧められた新二は、陸上部に入る決心をする。そんな新二に対して健一は、やるからには高い夢を持て、とアドバイスした。
陸上部に入部した新二と連は、中学で短距離をやっていたという谷口若菜(福田沙紀)や、中長距離が専門で、区大会の1500m走で入賞したこともある鳥沢圭子(谷村美月)らとともに、先輩部員たちに自己紹介をする。新二は、小さな声で一生懸命あいさつをする若菜に一目惚れ。
2年生の守屋(北条隆博)の指導で練習を開始した新二は、4×100mリレー…通称「4継」を初めて体験し、その魅力に心ひかれる。速くなりたい、と強く願う新二は、練習嫌いの連とは対照的に、連日居残り練習を続けた。
夏休みが終わり、秋の新人戦の4継メンバーを決める100mのタイムトライアルが行われる。1位は連で、新二は2位だった。三輪は、その結果を受けて、4継のメンバーに、新二、連、根岸、守屋を選ぶ。新二たちは、新人戦に向けてさっそく練習を開始した。が、連が練習をさぼりがちなこともあって、まともにバトン練習もできないまま、大会を迎えてしまう。
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