鍵のかかった部屋
Interview

2014 Special
榎本 径役 大野 智さん
最初に「鍵のかかった部屋SP」の話を聞いたときの感想は?
「24時間テレビ」でやるドラマの話を聞いて台本を渡されたときに、その横に「鍵」って見えたんです。「鍵」だけ見えているけど、これって「鍵のかかった部屋」だよなって。それから、気が気じゃなかったですね(笑)。

連ドラの終わりも続編を予感させるものでしたから、ご自身のなかにも「いつかは…」なんて思いはありませんでしたか?
そうですね。でも、考えないようにしていました(笑)。連ドラは、キャストもスタッフもチームワークよく楽しい現場だったんですけど、ただ、自分のセリフが多くて(笑)。初めて聞くような言葉もたくさんあるし、楽しいんだけど、とにかくセリフを覚えるのが大変、みたいな作品でしたので(笑)。

実際に約1年半ぶりに榎本役を演じてみていかがでしたか?
結構、忘れていましたね。監督から「しゃべり方にキレがない」とか「もう少し早く動いて」とか言われました(笑)。自分では榎本のつもりでやっていたんですけど、しゃべりも、歩き方も、連ドラのときはもっと速かったみたいです。確かに最初は、セリフも上手く言えませんでした。でも一度思い出したら、榎本になれましたね。

どんな瞬間に「鍵のかかった部屋」に戻ってきたな、と感じましたか?
メガネをかけたときかな。「ああ、こんな感じだったな」って。イヤホンのことは忘れていました(笑)。「イヤホン付けて」と言われて、「あ、そうだったな」と。衣装は、形は同じだけど、色味がちょっと変わっていて。でも、懐かしい感じがしました。

今回のスペシャルは、連ドラから半年後という設定で、榎本は務め先が変わったりしていますね。
そうですね。あれから半年ということで、その間、彼が何をやっていたのか、世界中を回っていたなんて話もありますし、僕としてもいろいろ想像しましたけど…。でも、あれから変わった部分があるかと言われればないと思いますし、今回は今回でやろうと現場に入りました。で、連ドラのときと同じつもりで演じてみたら、感覚を取り戻すのに少し時間が必要でした(笑)。

半年間の空白を経て、榎本は純子(戸田恵梨香)、芹沢(佐藤浩市)と再会しますね。
さっき再会のシーンを撮ったんですけど、なんか面白いなって思いました。普通に「こんにちは」って言っているんだから。普通は「お久しぶりです」だと思うんだけど、たぶん、榎本はふたりに再会するだろうと思っていたんでしょうね。だから「こんにちは」って。その変わらない感じが彼の魅力なんじゃないかと思いました。

そんな榎本が挑む今回の事件もかなり難解です。
台本を読んでいかがでしたか?

いやぁ、わけわかんなかったです(笑)。映像を見ないとね。プロデューサーも「よくわからない」と言っていたので、俺はもっとわからないだろうなって(笑)。でも、これが映像になるとわかるんだからすごいですよね。どんな作品になるのか楽しみです。

最後に放送を楽しみにされているファンのみなさまへメッセージをお願いします!
年明けの1月3日に、久々に榎本、純子、芹沢のコンビが復活し難解な事件に挑むことになります。スペシャルらしく豪華なゲストの方もいますし、そういう方が入ることで連ドラのときとは違ったお芝居も見られると思います。楽しみにしていてください。

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鍵のかかった部屋
(C)フジテレビジョン