医龍
Team Medical Dragon2
- INTERVIEW -

Q.今回は、日本の医療の現状が描かれます。医療ミス、あるいは医療訴訟などが起こる日本医療の最先端で、先生が感じられることは?

「まず、今の日本の患者さんは大正、戦前、前後、そして高度経済成長以降生まれの方に大別できます。そのうち団塊の世代から、昭和30年代ぐらいに生まれた医療人ではない一般の方は、手遅れの癌以外の病気はだいたい治るものだと思っているんです。そういう方が家族の中にいると、医療訴訟というのが結構起こりますね。その次の世代、だいたい昭和50年代以降生まれの人たちは、今度は権利意識が強い。"なんで何時間も待つんだ"とか"急患なのになぜすぐ診ない"などです。もちろん、おっしゃられることはごもっともなのですが、今の医療情勢の中では難しい部分。ところが、もっと以前…戦争を経験、体験している方たちは、今話している人が5分後に亡くなったとしても驚かない。戦争中は日常的に、しかも理不尽に命が失われていたので、手を施した結果、連れ合いの方が亡くなっても、受け入れることが出来るんです。そういった様に、患者さんや家族の心理が区分されます。」

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