医龍
Team Medical Dragon2
- INTERVIEW -

Q.先生は、小児心臓外科をご専門になされています。第1話で、新生児のHLHS(左心低形成症候群)という先天性心疾患が扱われました。

「左心低形成は、私にしてみれば難しくはない手術です。だけど、現実的には世界で一番、死亡率の高い手術です。また、術後生存率も低く、5年生存率が70%を超えるのは世界中で岡山大学と、あとひとつあるかないか…です。ドラマで最初に鬼頭の指示で行われたノーウッド手術は、術後の管理が問題。アメリカなどではノーウッドチームという専門チームを組んでその対処にあたるほど。酸素の管理が難しく、少しでも間違うと患者さんは亡くなってしまいます。その後、ドラマでは朝田が従来のBTシャントからRV-PAシャントに術式を変えます。この術式だと、術後のバランスがあまり変わらないので、管理も以前より容易になっているんです。」

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