医龍
Team Medical Dragon
-Story-
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伊集院は文子が息子からもらった携帯で、メールの仕方を教えていた。その最中、文子は伊集院に自分は末期癌なのだろうと聞く。だが、伊集院は何も答えられない。二人の会話を聞いていた朝田は五郎に、新薬は効果が望めないと告白。五郎はショックを受けるが、本当のことを教えてくれたのは朝田だけだと言う。やがて、五郎は担当医に、文子を他の病院に移したいと告げた。驚く担当医に彼は、文子を楽に死なせてあげたいのだと言う。
数日後、朝田と伊集院は、文子が転院先で息を引き取ったと加藤から聞かされる。加藤は呼吸器内科ともめてまで転院させる意味があったのかと追及。その時、伊集院は携帯にメールの着信があることに気付いた。その文面を見た伊集院は泣き崩れる。ひらがなばかりで打たれた文子からのお礼のメールだった。
朝田は加藤に、バチスタチームの二人目に伊集院を入れると宣言。反論する加藤に、朝田は医局に染まっていない彼こそ、メンバーにふさわしいと言う。その頃、霧島は明真大学付属病院のロビーにいるミキの姿を見つけ「ここにいたのか」とつぶやき…。

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