医龍Team Medical Dragon
-Story-
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患者よりも医局の秩序が大事だという大学病院の体質を改めて目の当たりにした朝田は医者を辞めようと決意して海辺のアパートへ戻り、加藤とミキは引き止める。と、そのさなか、ミキが倒れた。呼吸が停止し、救急車を呼んでいる時間はない。すると、朝田は加藤の胸ポケットのペンを手に取った。それを2つに折った彼は鋭くなったペンの切っ先をミキの肋間に突き立てる。胸壁に穴を開けて空気圧を逃がし、肺を膨らませるという、救命療法だった。
ミキは無事に息を吹き返し、朝田は彼女を新しいチームの一人目に任命。病院に戻った朝田は加藤に、自分のチームを作るために医局がどうなろうと知らないと言い、明真に残ることを宣言する。そんな二人の様子を憎悪に満ちた顔の霧島が遠くから見つめていた…。
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