イノセント・ラヴ
-Story-
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同じころ、殉也は、聖花が書いた手紙のことを佳音に打ち明けていた。それは、聖花の遺書だった。殉也との結婚式前日、聖花は、最後の思い出に一度だけ抱いてほしい、と昴に頼んでいた。昴は、その願いを聞き入れ、そしてサヨナラをしたのだ。「そこまでしたんなら、何で一緒に逃げてやらなかったんだ。可哀想じゃないか、聖花が…」。殉也は、そう言いながら咽び泣いた。佳音は、そんな殉也の背中に抱きついた。
一方、池田(豊原功補)は、心療内科医・山本(山本圭)を訪ねていた。池田は、佳音だけでなく母親の順子も山本の患者であることなどを掴むとともに、ある事実にたどり着いていた。「秋山佳音は、父親に性的虐待を受けていた。そうですよね?」。池田は、山本にそう問いかけ…。
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