イノセント・ラヴ
-Story-
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それらかしばらくして、仕事を終えた殉也が佳音のアパートにやってくる。アルバイトにこなかった佳音のことを心配して訪ねてきたのだ。ドアの鍵は開いていた。そっと中に入った殉也は、部屋の隅に蹲っている佳音を見つける。佳音は、耀司が父母を殺したことを殉也に告げると、肩を震わせて泣いた。そんな佳音の肩を抱いてなぐさめようとする殉也。するとそこに、耀司が現れた。ドアの外で佳音と殉也の会話を聞いていた耀司は、自分が父母を殺して家に火をつけたことを認めた。続けて耀司は、「よく思い出したな」といって微笑むと、これ以上何も思い出すな、と言い残して部屋を飛び出した。

殉也は、佳音を自宅に連れ帰った。佳音をアパートでひとりにさせるわけにはいかなかったからだ。ところがその夜、聖花の容体が急変し…。

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