イノセント・ラヴ
-Story-
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その夜、パブレストランに昴がやってくる。そこに、ユキオ(中村倫也)という男が近づき、親しげに昴に話しかけた。ユキオは、昴の元パートナーだった。昴は、その一部始終を見ていた佳音に、「いまのは秘密ね。君にも人に言えない秘密があるよね。お兄さんのこと…」と言って釘を刺した。

あくる日、佳音は、耀司を誘って出かけることにする。ふたりで、横浜の名所などを回る予定だった。そこに、耀司と同じ工場で働いている工員・卓夫(浅利陽介)が突然やってくる。どうやら卓夫は、耀司に興味を抱いているようだった。耀司は、佳音にも興味を示した卓夫を威嚇して追い返すと、何事もなかったかのように佳音と出かけた。

佳音と耀司は、中華街や遊園地など訪れ、楽しいひと時を過ごす。が、その最中に佳音に異変が起きた。耀司と手を繋いで家族の思い出話をしようとした途端に、佳音が呼吸困難に陥ったのだ。耀司は、「俺たちはいい家族だった」と、佳音に言い聞かせた。

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