ほんとにあった怖い話
-ほん怖ファイル-

『悪夢の十三日』
脚本/高木 登、三宅隆太、鶴田法男
演出/鶴田法男

高崎圭太(倉庫会社新入社員)…向井 理
柏田晴美(圭太の恋人 中堅広告代理店勤務)…木村文乃
牛山幸一(倉庫会社部長)…半海一晃

圭太(向井理)は大学卒業後、就職したがどれも長続きせず仕事を変え続け、ついに4つ目の就職先として、アパートまで用意してくれる会社というだけで十分と倉庫会社の仕事につく。恋人の晴美(木村文乃)に手伝ってもらってアパートに引っ越すと部屋の中にはくもの巣がはり、しかも排水溝から長い黒髪がごっそり出てきて二人とも肝を抜かれる。引っ越しが終わると日曜日なのに仕事に戻るという晴美。圭太は部屋のことよりも晴美が自分から遠のいていくように感じたことのほうが気にかかっていた。が、その夜、圭太が寝ていると天井からミシミシという音がする。上でなにかやっているのだろうと思う圭太。さらに毎晩天井からの音が続く中、会社の先輩たちから圭太の前に同じ部屋に住んでいた社員はある日失踪したという話を聞くが、行くところのない圭太は我慢して住み続ける。しかし明らかに表情には日々疲れが刻み込まれていった。引っ越してから12日目、ギシ、ギシという音がさらに激しくなったその日、ついに圭太は驚くべきものを目にしてしまう。部屋には恐ろしい過去が隠されていたのだった…。しかも恐怖はまだ始まったばかりだった。

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