ほんとにあった怖い話
-ほん怖ファイル-

『路上の思い』

2年前の夏、雪絵(ベッキー)は、恋人・泰明(忍成)の車で、評判のラーメン店に出かけた。
深夜ということもあって泰明は車を飛ばしていた。すると、横断歩道の信号が青から黄色に変わった。泰明は、そのまま突っ切ろうとアクセルを踏み込んだ。次の瞬間、黄色い傘を差し、赤いランドセルを背負った少女が飛び出した。悲鳴を上げる雪絵。ドスンという鈍い衝撃音が響いた。泰明は車を急停車させた。雪絵は、慌てて車を降りて辺りを見回した。が、そこには誰もいなかった。雪絵は、いま女の子を撥ねたよね、と泰明に確認した。しかし泰明は、小学生の姿を見ていないという。車を止めたのも、雪絵の悲鳴に驚いたからだというのだ。そのとき雪絵は、横断歩道の信号が押しボタン式であることに気づき…。

脚本/三宅隆太
監督/鶴田法男

田代雪絵…ベッキー

甲斐泰明…忍成修吾
三原庄司…諏訪太朗
黄色い傘の少女…新志穂

もどる
ほん怖ファイル
ほんとにあった怖い話 TOP
(C)フジテレビジョン