ハニー・トラップ
STORY

#05
美山悠一(AKIRA)はライバル商社、ミレ・パシフィックの穂積宗広(小澤征悦)の秘書・山中塔子(音月桂)に「グラフェンデータのことで話がある」と呼び出され、レストランで会うが、そこに穂積がなつみ(仲間由紀恵)を連れて現れた。父・小野寺(長谷川初範)から譲り受けたグラフェン技術レポートへのアクセスキーである"トークン"を悠一の目の前で踏みつぶし、冷たい態度でその場を去るなつみ。

悠一は大洋国際特許事務所を訪れ、潰れたトークンを所長の小林恭助(高嶋政伸)、荒井和人(池内博之)、中川薫(内山理名)に見せる。父の夢だったグラフェンの大量形成データを渡すわけにはいかない、と訴える悠一に、小林らは小野寺の研究室がある大学のサーバーなら、そのデータが残っていると話す。悠一は、大学のデータサーバー管理者・田崎(津村知与支)に直接会いに行き、グラフェンデータを引き渡してもらえるよう掛け合うが拒否される。

落ち込む悠一に、総和物産がグラフェン開発から手を引くという連絡が入る。執行役員の折田忠(神尾佑)に事業再開を訴えるが、「無駄な投資はできない」と言われてしまう。急に事業中止を決めた判断には悠一の同期・宮原杏奈(野波麻帆)も疑問を持っており、部下の早川由加利(篠原真衣)とともに真相を突き止めようとする。

悠一は再び田崎に会い、何としてもグラフェンの研究に賭けてきた小野寺の思いを実現したい、とその決意をぶつけ、データの引き渡しを頼みこむ。そして無事に田崎からグラフェンデータをもらった悠一は総和物産へ向かい、事業中止について調査した事実を折田に問い詰める。それは、折田が先端事業部の名義で隠し口座を作り、ミレ・パシフィックの子会社から1000万を受け取っている記録であった。悠一は自分を陥れたことを認めようとしない折田に対し、とにかく事業の再開を訴える。

悠一たちが特許申請を急ぐなか、大洋国際特許事務所の小林らは穂積に関する新たな事実をつかんでいた…。

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