ホームレス中学生
- あらすじ -

残された裕たちは、どうしたらいいかわからない。泣いている姉と、責任を感じて苦しそうな表情の兄の姿を見た裕は、兄や姉に負担をかけまいと気遣って、友達のところに泊まるから自分はひとりでだいじょうぶだ、と言い張り、ひとり、かつて家だった場所を後にする。

強気で飛び出したものの、頼って行く先のあてはない。ただひたすら歩き続けた裕がたどり着いたのは、病気でこの世を去ってしまった母・恵子(薬師丸ひろ子)とともに、幼少の頃、よく遊びに来ていた公園だった。巻き貝をかたどった茶色の巨大な遊具があり、その色と形がまきまきウンコにそっくりなことから"まきふん"公園と呼ばれている公園だ。裕は、雨風をしのぐことの出来そうなこの"まきふん"を宿として暮らして行くことを思いつく。

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