Story 第十話
インタビュー
村上照彦役 田辺誠一
演じられる照彦は、どのようなキャラクターだと思われますか?
「建築会社でデザインの仕事をしているんですが、何か心に抱えているものがあります。でも、それ以外は普通の男性だと思います。ですので、ほぼ自然に演じている感じですね。」
では、特に監督と相談なさったりは?
「僕の解釈が間違っていたら監督も言って下さると思いますが、そういうことはほぼありませんでした。亜沙子との関係性…お互いに愛情を持っているカップルだと言う事をしっかりと確立してさえすれば大丈夫な役だったと思います。他の出来事は、全てそこから派生して行きますから。」
『二十年目の約束』の台本を読まれた時の印象はいかがでしたか?
「照彦が抱えているものは大きくて、前半はそれがミステリーの要素になっています。そして後半へ…。この展開が、すごく面白くて、みなさんにも楽しんで頂けるんじゃないかと思いました。」
亜沙子役の篠原涼子さんとは?
「ご一緒するのは初めてです。すごくフランクな方なので、芝居もやりやすかったです。収録の合間には、いつも他愛のない世間話をしてリラックスしていられました。」
他の共演者のみなさんは?
「実は台本を読んだ時に、まだキャスティングされていない西野行雄という役があって、僕はイメージとして平泉(成)さんしかいないと思っていました。そうしたら、本当に平泉さんが演じられる事になったんです。僕は平泉さんとは3、4回ご一緒しているんですけど、行雄役はピッタリはまっていると思います。照彦とあるつながりを持つ清水幸一を演じる音尾(琢真)くんも、もう何度か芝居しているので、今回の役同士の雰囲気は作りやすかったです。」
最後に『二十年目の約束』の見どころをお願いします。
「照彦のようなことはないかもしれませんけど、多かれ少なかれ、みなさんも心のわだかまりを持っていると思います。後悔している事や、失敗してしまったことですね。そういうものに向き合う勇気…みたいなものを感じて下さったら嬉しいですね。また、ドラマの最大のテーマは"子供への想い"になると思います。亜沙子や照彦の想い、西野夫婦の想い…それぞれの想いから、子供との接し方のようなものが見えて来るんじゃないでしょうか。亜沙子や照彦の心の動きもありますけど、僕はそちらの方が大きく感じました。」
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