Story 第四話
インタビュー

山下玲子役 大野いと

玲子役を演じることを知った時のご感想は?
「で、出来ないって(笑)。とても難しい役だなぁ…と思いました。私には全く想像が出来ない女性でしたので…。とりあえずセリフをひと言ずつ、口に出して読んでみることから始めました。あとは、監督やプロデューサーの方たちにリハーサルをしていただいて、だんだん玲子という役を掴んでいった感じです。」

実際に撮影現場で玲子を演じられて、いかがですか?
「私には玲子が育った環境や境遇に共感出来るようなところはなかったのですが、もし私だったら…と、置き換えて想像して、悲しい気持ちを引き出したりしながら、演じきった感じです。玲子の感情の切り替わりが激しいので、そのスイッチのオンオフにものすごくパワーを使いました。撮影が終わったあとは、いつもぐったりしてしまう感じでした。」

収録も終わりを迎えました。
「どう映っているのか、とても心配です。特に、すごく長いシーンがあったんですけど、そのシーンでは朝から晩までずっと叫びまくっていました。今までも叫ぶお芝居をしたことはあるんですけど、シーンの最初から最後まではありませんでした。だから、そのシーンが一番印象に残っています。」

玲子を演じてご自身で変わったと思うことはありますか?
「玲子は叫んだり、とても悪い言葉を言ったりもするんです。怖くて悪い感じのキャラクターは本当に初めての経験でしたので、自分とはかけ離れた役を演じるという意味では少しは私も成長させて頂けたんじゃないかな? と、思います。」

共演された観月ありささん、吉田栄作さんの印象は?
「観月さんは弁護士役を演じていらっしゃるんですが、口調や佇まいまで、私が台本から想像していた弁護士そのものでした。オーラまで"弁護士"だったので、本当にすごいなと思いました。吉田さんは、私が上手く動けないスタントのシーンなどで、実際に床に倒れ込んだりしながらコツを教えてくださったんです。そうすると、スタントマンさんからも"良くなったね"と褒められました。観月さんにも吉田さんにも短い間でしたけど、いろいろなことを教えて頂きました。」

最後に視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします。
「"人を助けたい"と願う観月さん演じる葉子を、みなさんも"ガンバって!"と応援しながら見て頂くと楽しめるドラマだと思います。私的には、最初は優しくて人見知り、内気そうに見える玲子が、男性と接するとなぜか豹変してしまう様子を注目してご覧頂けたら嬉しいです。」

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