Story
インタビュー
ナビゲーター(倉敷編集長役)
中井貴一
ナビゲーターは初挑戦と伺いましたが…。
「最初に東野圭吾さん原作ドラマのナビゲーターを、とお話を頂いた時、どのような事をするのかイメージが掴めませんでした。ナビゲート部分は本編前後の短い時間なのですが、スタッフのみなさんと打ち合わせをしているうちに、連続ドラマ風にしてみよう!ということに。本編が東野さんのミステリーなので、こちらは"東野作品ではないミステリー"を作ることになりました。本編は1話完結に対して、ナビゲート部分は全11回の短編連続ドラマ仕立て。コメディのセンスがある鈴木(雅之)監督が演出されるということもあり、今までにはない新しくて面白い「ナビゲートドラマ」になると思います。」
撮影に臨んだ手応えはいかがですか?
「台本を頂いた時から"面白くなりそう"だと思っていました。実際の撮影現場は、CG処理をするための段取りや、グリーンバックでの撮影などで、労働力が3倍かかりました。スタッフのみんなも"打倒!? 本編!"という意気込みで(笑)朝から夜まで頑張ってくれました。東野原作の本編を汚さないようなイントロダクションになればと、思っています。」
ナビゲートパートは具体的にどのようなイメージなのでしょう?
「キチンとしたミステリーになっています。まず、初回で事件が起こって、1話毎に捜査が進展して行きます。僕は自分が演じるキャラクター倉敷に起こった事件を追いながら、毎回の本編の解説を織り交ぜる形になります。倉敷は、いきなり死んでいてゴーストのように登場します。そして、犯人を探って行く…。どんな結末になるか? 最後まで楽しんでご覧頂ければ幸いです。」
東野圭吾作品の魅力は?
「東野さんの原作は、構成力があり読み応えがあって答えも明確に解ります。でも「映像化」ということを考えると、本では東野さんの文章には説得力があり、読み手の想像力に任せられる部分があるのですが、それを映像にするとなると細かいリアリティーを積み重ねて表現しなくてはなりません。ですので、脚本に起こす際は、原作のリアリティーをいかに崩さずに映像作品とするのか?が、大変な作業になるのではないかという気がします。」
今回は短編ということもありますが、あらゆるテイストの原作が採用されています。中井さんがお好きなミステリーのジャンルは?
「ミステリーも本当に様々な作品があります。殺人事件を巡るサスペンスもありますし、人と人との縁のような目に見えないものも、ミステリーになり得ます。東野さんの作品は、いろいろな要素が豊富なので、どの回を見ても楽しめると思います。」
本編、全11作の主演が発表されました。
「すごいメンバーですね。こんなに豪華なメンバーを揃えたのに、視聴者のみなさんがご覧にならないようなら、もうドラマは作らなくても良いんじゃないかって思うぐらい(笑)。僕のナビパートも含めて、全作、ぜひ最後までご覧下さい。」
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