遙かなる約束
-あらすじ-
軍人だった蜂谷彌三郎(阿部寛)は肺を患い陸軍病院に入院し、1940年、当時看護婦をしていた久子(黒木瞳)と出会う。急速に惹かれ合った二人は結婚をし、やがて彌三郎の仕事の関係で朝鮮に渡ることになり、そこで長女・久美子(紺野まひる)を授かる。ところが1945年日本が敗戦。二人は平壌郊外の避難先で、偶然知り合った安岡(佐々木蔵之介)と名乗る傷ついた日本人男性の面倒をみる。しかしある夜安岡が姿を消した後突然ソ連兵が現れ、彌三郎は身に覚えのないスパイ容疑で強制連行される。「必ず帰ってくるから」それが久子が聞いた彌三郎の最後の言葉だった。久子は久美子を連れ、命からがら日本へと戻る。しかし、お互いの消息は、その後不明となるのだった。シベリアの強制収容所を出所しても監視される長い日々の中、彌三郎は同じような境遇であるクラウディア(エレナ・ステイコ)に出会い、お互いを癒しあうようになる。久子は彌三郎の生存を信じ待ち続け、半世紀の歳月が経ち…。
2006年、ルポライターの牧瀬杏子(広末涼子)はこの話に興味を持ち、ロシアに住むクラウディアに会いに行く。
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