花嫁とパパ
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愛子がプレスルームに着くと、鳴海がスタッフを怒鳴りつけていた。スタッフが鳴海の指示を無視した洋服のディスプレイをしたからだ。スタッフにクビを宣告する鳴海に向かい、愛子は自分が悪かったと訴えるが、鳴海は決定を覆さない。さらに謝る愛子を一喝すると、ディスプレイをやり直すように告げ、鳴海はその場を去る。
ひとりでディスプレイの飾り変えをするうち、愛子は恋も仕事も中途半端な自分が情けなく、涙がこみ上げてきそうになる。するとそこへ、愛子を追ってきた三浦がやってくる。自分のことをぼやく愛子に、「ドンマイ、宇崎さん」と声をかけ、後ろから抱きしめる。三浦のやさしさに触れ、胸に温かいものが満ちてきた愛子は、幼少時代、落ち込んだときには、賢太郎が同じように抱きしめてくれたと話す。そんなふたりのやりとりを陰で見ていた賢太郎は、無言のまま帰っていく。

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