花ざかりの君たちへ ♂ SPECIAL ♀ * * * * * * * * * ――逆に｢これだけはありえない!｣というのは?
【ｼﾞｭﾘ】
ﾏﾅｰを守れない方はﾀﾞﾒですね｡ｺﾞﾐをﾎﾟｲﾎﾟｲ捨てたり､自分勝手な方はありえません｡
【ひばり】
樹理さんは､厳しいのね｡私は､ちょっとお粗相をするとか､人間らしい部分が見えるのは結構ですわ｡ただし､女性に手を上げる方は…絶対にﾉｰ!許しませんわ｡
【一同】
ひばりさま〜､素敵です｡
【ひばり】
そして､ﾌﾟﾗｲﾄﾞのない方も｡
【ｼﾞｭﾘ】
桜咲学園のみなさまには､関係のないことですわね｡
【ひばり】
いいえ｡ﾑﾀﾞに持ち過ぎているってこともありましてよ｡
【ｴﾘｶ】
さすが､ひばりさま､鋭い!
【こまり】
ｲｹﾒﾝだからこそ､鏡を見てうっとり〜というのあるかもしれませんね｡それは､ちょっと…｡
【ｼﾞｭﾘ】
あら､どこかの寮の方のお顔が浮かんできましたわ｡
【ｶﾝﾅ】
第三寮のみなさまかしら?あまりにもご自分たちを愛しているっていうのは､ちょっと…｡
【ひばり】
ご自分の筋肉を愛しているのは､どなたかしら?
【ｶﾝﾅ】
ひばりさま､それはいいんですｯ｡
【ｼﾞｭﾘ】
天王寺さま､手鏡をお持ちだったりするんじゃありません｡
【こまり】
筋肉ﾁｪｯｸ用の?
【ひばり】
その鏡は､恐らくﾊﾟﾘﾝと割れることでしょうね｡
【ｶﾝﾅ】
(困って)ｴ､ｴﾘｶさんはいかがですの?
【こまり】
あっ､話題変えた｡
【ｴﾘｶ】
そうですね｡｢俺が､俺が｣っていう人はあんまり｡
【ｶﾝﾅ】
だから､関目さんなんですね｡よ〜く､わかります｡
【一同】
……｡

後編へ続く

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